添加物の表記と表記以外

仙台で40年の自然食品の販売してます仙台恵友堂です。
今日はその食品の添加物は表記されている分だけなのか
それ以外にも保存料など使用されていないのか?
という話です。

化粧品の話

私は以前の会社で、化粧品を作ってもらい
販売していたのでかなり詳しいのですが
化粧品はかなり変なことが横行しています。

どんな変なことが横行しているのか?

化粧品ではある特定の成分が
ものすごい嫌われています。
それは
パラベン!

パラベン

このパラベンを例に説明していきますが
パラベンは化粧品の保存料として使われる
添加物です。
添加物なんて出来れば入っていないほうが
良いに決まっていますが化粧品を置いていたら
ドンドン腐ってしまっては困るわけですから
保存料が入ります。
化粧品として作られてお客さんに買ってもらい
使い終わるまでに
変質・変臭・カビの発生など防止する
目的で配合されるわけです。

保存料の表記偽装

なぜこんなパラベンの話をしているかというと
実はいろいろと問題が多いからです。
パラベンと化粧品の関係は次の通りです。
  1. 保存料はパラベン、表記にパラベンと表示。
  2. 保存料はパラベン以外、表記もパラベン以外で表記
  3. 保存料はパラベン、表記はしない。
1と2は正しいので問題ありませんが
3はダメですよね。表記が偽装やウソということです。
よく保存料使用していないという化粧品も
あるのですが、1回使い切りタイプや
強アルカリで、もともと保存料などはいらない
石鹸以外で保存料無しなど
普通ありえないのです。
それともう一つパラベンが本当は入っているのに
表記しない方法もあるのです。

キャリーオーバー

キャリーオーバーという方法で、最終的な製品にするときに
パラベンを入れるのではなく、原料の何かに保存料のパラベンを
山盛り入れてしまえばパラベンの表記はしなくても良いことに
なっているのです。良いことになっているといいましたが
ずるだから良いことではありません。

食品の添加物

食品の場合も添加物が入っている記事を依然
書きましたが→殺菌するということ 2
もう一度表も載せておきます。
結構添加物って使用されてるんだな~
という感想いただきます。
しかし、実態はこれだけではないという
ずらずらとココまできてやっと今日の本題です。
保存料や酸化防止剤として使用するものは
添加物として表記義務がありますが
次の3つには表記しなくても良いということに
なっているのです。

加工助剤

この添加物は加工補助で使うものなので
加工すると消えてしまうということになるので
表記はしなくても良い!という不思議。

キャリーオーバー

化粧品でもありましたが原材料の段階で
入っているものは最終商品の表記は
省略して良い!!という不思議。

栄養強化剤

たとえばビタミンC
保存料として使用するならば
表記しなければならないが
栄養を強化する目的
であれば表記いらない!という不思議。
ということは先ほどの表で大人は1年間で
7kg程度の添加物を
使用しているとなっていますが
そんなもんじゃない!
ということになるわけです。
この国は大丈夫なのか?
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